母子共に「楽しく食べる食育」、また保育所などにおける食育の目標は「食を営む力」の育成です。

「楽しく食べる子ども」に成長していくには、乳児期の食生活から、次の幼児期に向かって、発育・発達と共に、以下のような食生活が望ましいと考えられています。

  1. お腹がすくリズムの持てる子ども
    ⇒ 血糖値・摂食中枢の発達
  2. 食べたいもの、好きなものが増える子ども
    ⇒ 扁桃体の発達
  3. 一緒に食べたい人がいる子ども
    ⇒ 心情の発達
  4. 食事づくり、準備にかかわる子ども
  5. 食べものを話題にする子ども⇒ おなかがすく ( 血糖値・摂食中枢 )
    ⇒ 食欲を満たす⇒気持ちがよくなる(βエンドルフィン快感物質の発達)
    ※4と5は「⇒」の内容が同じです。

食事が好きになって、楽しくなるには、このような身体的な仕組みがあると考えられています。

赤ちゃんの食における発達には、摂食機能、マナー、意欲の発達などがあります。
こうした食における赤ちゃんたちの発達に合わせて、大人が関わることにより、「楽しく食べる食育」につながっていくでしょう。