筋肉が不随意に、突然、発作的に収縮する現象です。
強直性痙攣と、間代性痙攣に分けられます。

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原因

  1. 全身の痙攣
    脳疾患ではてんかん、脳腫瘍、脳卒中、脳炎、髄膜炎、くも膜下出血、脳外傷などで、一般に、嘔吐、頭痛、意識障害を伴う場合は危険な状態です。
    この他、食中毒、尿毒性、子癇(しかん)、テタニー、ヒステリー発作などで起こります。
  2. 身体の一部の痙攣
    眼筋の痙攣、しゃっくり、チック、アテトーゼ、顔面筋の痙攣などがあります。
  3. 子どもの痙攣
    子どもの脳は未発達なので、容易に痙攣を起こします。
    急性の重大な疾患としては、脳炎、髄膜炎、脳出血、脳腫瘍、消化不良性中毒症があります。
    発熱や意識障害、麻痺などを伴い、緊急処置を要することが多いでしょう。

看護

呼吸が楽にできるように衣服をゆるめ、静かに休ませてあげましょう。
あわてないで、舌をかまないよう、お箸やスプーンにハンカチなどの布を巻き、口内に挿入します。
嘔吐がある場合は、側臥位(そくがい)の体勢にして、高熱がある場合は、氷枕やアイスノンなどで冷やします。
大きな声で呼んだり、揺さぶったりして刺激してはいけません。
痙攣が収まったら、速やかに医師の受診を受けてください。